いくの行き先
- spicearts
- 2022年10月19日
- 読了時間: 2分
快感曲線のピークをいくということばで表現しますが、このいくの行き先はどんな場所でしょうか?
ひとりひとりの到達地に広がる光景はきっとちがうことでしょう。その状態をことばにするのはむずかしいことと思います。
何も考えられなくなる、究極のリラックス、境界線がなくなる、ひかり注ぎ込むなかに、もしくは真っ暗ななかに放りだされる感じなどなど、人それぞれの表現があります。
どれがそれなのかわからないのならば、たぶん、そこにはまだ到達していないということ(例外はありますが)という外堀りを埋めるようなことからも、いくを浮き立たせることができるかもしれません。
ただひとついえることは、またしたいと思えるくらい、気持ちいいよねという惹きつける力をいくはもっているということです。
オーガズムの明確な仕組みについては、解明されはじめたばかりのようですし、経験、相手、気分、環境、体調、年齢などの要素が複雑に入り混じっていて、なんともいい難いのですが、男性よりも女性、クリトリスよりも膣内でのほうがより、いくへの道のりのチャレンジ度数は高めといわれています。
近年になって、性的快楽は一生涯に渡る人間の権利であるという、性に対する前向きで開かれた世界が肯定されるようになってきています。
これからもっと、女性も性を表現すること、たのしむこと、気持ちよさを享受することを求めることがあたり前になってくることでしょう。
いくの強度を上げることや、奥深さを探究するのもいいかもしれませんし、そういうのがなくても(追いかけすぎて今を楽しめないのは困りますので)、いい感じのところでゆっくりたのしむという、その方それぞれ、カップルそれぞれの、満足を感じる地点はどこなのかということを、探しだすことが大事だと思います。
ただ、こうなりたいのに言えないとか、フリをするとか、そういう感じでいたら、人間の当然の権利として得ることができるものも、得ることができないなんてことになってしまうかもしれませんので、どうぞつつしみ深さや遠慮はほどほどになさってください。
何かわたしがお役に立てることがあるかもしれませんので、ご相談ください。

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今日のインド料理
Red Lentil Dal/赤レンズ豆のダル
定期的に食べたくなるダル。クミンシード、マスタードシード、ペッパー、チリ、ターメリック、コリアンダーリーフたっぷりでつくる、あっさりとしたダル。
レストラン仕様のこってりも好きだけれど、ふだん家で作るのはこういうのです。
spice+arts やましたのぶこ
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