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じぶんのムードを快適な温度にする

パートナーへの不満の代表格に、「いらいらする」「むかつくっっっ」つうのがあります。


そりゃあ、ありますよね。人間ですもの。


ただ、このいらいらという感情、

一回かぎりの「あーーーいらいらする!」ポイっとすてられるくらいのことならいいんです。


じぶんの思い通りにいかないことなんかそりゃありますし、それはそれでいいんです。

AIと接していると、あー人間でよかった。感情ってエンタメよねと、

人間ならではの感情があることの醍醐味みたいなものを感じます。



ただ、この「いらいらする」、「むかつく」というのは、

解釈のずいぶん、あらけずりな層で、

もっとほり下げていくとじぶんの感情にそうような、

しっくりとくる表現があるんじゃないのかなと思うんです。



例えば、夫が在宅ワークになって、家にずっといて「いらいらする」という場合。

一時期この話題多かったです。それはそれでいいんです。そう感じたんだから。



でもどうして「いらいらする」のかということを細かくみていかないと、

ただただいるだけでいやんっ!

あなたの存在がいらいらする!というミもフタもない、

ことば足らずなことになってしまう場合があります。


ことばにしなくても、ふきげんをまき散らしてプリプリするというような、

横暴さをふり回すという、

そばにいるみんながたのしくない、

さわるなキケン、という状態になってしまうということもありえます。



たとえば、いらいらする→なんでいらいらしているんだろう?

→あーわたしの大事なフリータイムがなくなるからだわ。

→そうか、私には誰にも邪魔されないフリータイムがひつようなんだ。

→リビングでひと目を気にせず、のんびりとお菓子を食べながら、youtubeが見たいのよ。(あ、わたしの心の声がもれましたね)

→その時間があることで、わたしはいい気分で過ごすことができるんだ。とかね。



でも、夫がリビングにいて、仕事をしているとしたら、どうするか?

そこは、じぶんの心地よさを優先して、

ほかの部屋に自分が移動して同じことをすればいいし、

もしくは外にでて、カフェでということも考えられますよね。

それだけで、いらいらをムダに拡張せずにすみます。



夫がちがう部屋で仕事をすればいい、もしくは外のどこかですればいいと考え、

話しあうという方法もありますが、

それはそれで、ちがう人間のことだから、またひと手間必要となるし、

夫は夫の都合や生き方のスタイルがあるから、

そこを動かすことは、結構なじかんとエネルギーがかかります。


それでも、なんだか勝負に負けたような気がして、

白黒つけなくては(この場合は夫が折れるということなんですが)気が済まないという方もいらっしゃいますが、

それって、すごーくカロリーを使いますよね。タフネス。



いらいらだけでなく、

いろんな感情をわたしたちはもちます。

そしてそれはわたしたちの日々のムードや気分といったものにも反映されていきます。



そのじぶんのムードのプールみたいなものをいかに快適な温度に保っておくか、

そして、温度が高すぎたり、低すぎたりしたら、どうしてこうなっているのかな?とこまめに原因を考えてみることが大事だと思うんです。



もちろんそのムードは、感情からの影響だけではなく、

もってうまれた性質や、育った家庭環境からの影響、

お天気やホルモンバランスなど

変えられないことや、変えるのにじかんがかかることからも形づくられますが、


わりと変えやすいこととしては、


睡眠を十分にとる。

バランスよく食べる。

あまいものやジャンクフードを控えめにする。

酒量を減らす。

さむすぎず、あつすぎないように温度調整。

からだを動かす。

歩く。

つかれすぎない。


など。すこし気を配って、身体を整えると、ずいぶんとムードのプールが快適になる可能性があります。フィジカルをおざなりにしてはいけませんね。



なるべく意識的にムードのプールが快適な温度であるように、目をひからせるクセをつけておくと、たとえ温度が下がったとしても、早めに対応することができるようになってきます。


いらいらのような感情の重なりをそのまま放置しておくと、

水はにごり、そのうちに藻が生えてくるように、

もっと強固なうらみ〜♪、そねみ〜♪、けいべつ〜♪といった、

なかなか厄介な感情の温床となってしまいますし、

ムードにもひどく影響していきます。


逆もしかりで、ムードがよくないことが感情にフィードバックされて、よくない感情を引きだしてしまうということもあります。



セッションやワークショップを通して気づかされることは、相手との関係性ということのもっと手前に、


どうやら、わたしたちがじぶん自身とどのような関係をむすんでいるかが、

関係性に色濃く反映される、ということです。



それにね、ムードのプールがにごっていたら、じぶんも気持ちよく泳げないし、そういう人とずっと一緒に泳ぎつづけたいって、なかなかメンタル強めの人じゃないと思えなくなってくるじゃないですか。



おだやかではない思考や感情から、一旦エスケープするような効果もあるメディテーションや、

掃き出しのような書き出しも有効だと思うのですが、その辺は別の機会に書きたいと思います。


***


がちまい家さんのレシピで作った全粒粉(わたしはatta粉で)クラッカー、spice+artsで以前は販売していたガラムマサラ『ざくざく辛みマサラ』を入れてつくった。


親友が焼き菓子に入れるガリガリと歯ごたえのいいガラムマサラをつくってというので、はじめたのが最初。シンプルにブラックペパー、クミン、コリアンダー、カルダモン、シナモンのみ。ちょっとあらめにグラインド。


spice+arts やましたのぶこ

 
 
 

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