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地味なやりとりを積み重ねていくことの大切さ

ワークショップをいくつかやらせてもらった夏が終わり、秋も深まってまいりました。


寒くなってくると個人セッションですね。そうかな?お申し込みお待ちしてます!



最近思うことは、地味に長くコトをつみ重ねることの大切さ。

これがジワリジワリと複利のように効いてくるのが、生活を共にするふたりの関係性。


何か特別な大きなことというよりも、日々、今ここでできる地味なことを重ねていくことで、作られていく、ふたりの親密世界。


たとえば、地味にありがとうという。

地味でいいんです。


それは、ありがとうー!!!助かったわー!!!あーあなたってなんてステキ!!!じゃなくていいんです。できる人はそうしてもらってもいいんですけれど。たまに発動するそれよりも、絶え間なく続く地味の方がずっといい。


地味にひたすら地味に、でも忘れないように。何かしてもらったらありがとう。ほんの少しのことでもありがとう。

役立つと思いますので、覚えておいてみてください。


それから地味にあいさつ。

オトナとしての基本的なことが続きますね。

おっはようー!!!じゃなくていいんです。

ボソリでもいいからおはよう、いってらっしゃい、おかえりなさい、ただいま、おやすみ、こんな人間としての初歩のような、子どもが言わなければ怒るやつですが、ふたりの間では言っていないなーという方、いらっしゃいませんか?


もし、心の中だけでしか言ってなかったなーというなという方がいらっしゃるのならば、声に出しましょうね。こちらもお忘れなく。


それから、もっと基本的なあいづちを打つ。うんうん。はい。そうです。よい子はお返事ですよね。これも地味にしてみたらいいですね。


あとは、地味に視線をあわせる。

バチーっ、ぜったいに視線をずらしませんよ。でなくていいんです。

だって私たち、シャイな惑星日本星の住人ですもの。

でも、かすかにでもパートナーの目を見てみてください。

何となく様子が変だなとか、何となく調子よさそうとか、目を見て察することができるというもんです。


そして、地味な会話。たわいもない会話みたいなことです。


たわいもないというのが肝で、さあー意見を戦わせましょう、腕まくり、とディベートなんかしなくてもいいですし、

わたしは私の意見を率直に話しますし、あなたの意見も受け止めます。アサーションでいきましょうよみたいなのって、そりゃあできたらいいですけど、これはある程度知識と実践がないとできない高度なテクニック。


わたしたち、ことばありきで、自己を主張してきた民じゃないんですよね。


だから外国由来のコミュニケーション術って、実は日本人にあわないというか、あわせるためには、ちょっと工夫が必要な気がしています。


何かとくべつ有意義な話しじゃなくていいんです。


未来や夢の共有、もちろんいいですけれど、それよりも、日々の出来事、笑えること、くだらない話し、たわいもない話しをたくさんするふたりの方が、心地よい関係をつくることにたけていると思っています。


たわいもない会話をするためには時間が必要です。いかにくだらないことを共有できる時間を作れるか。ここに、地味にエネルギーを注いでみてください。


そんでもって、まだありますよ。

地味にタッチ。さりげないスキンシップ。地味でいいんです。地味で。

ギュッ、ガシッなんてしなくてもいいので、さりげなくていいんです。


後ろを通るときや、寝るときにちょっと触れるとかそんなのでもいいんです。

そうやって、触れること、触れられることから遠のかないようにすることが大事です。

おたがいにマッサージし合うもいいですしね。


こんな地味を重ねていくことで、ふたりの信頼関係は育っていきます。


そして、最後にもう一つ地味に性愛。

派手じゃなくていいんです。特別な私を演出しなくていいんです。普段の下着でいいんです。すっぴんでいいんです。相手の要望だったら、たまにはそうじゃないものに応えてあげてください。おたのしみも大事です。


性愛を特別なときの特別なこととするのではなく、生活ベースの地味な日常の1シーンとするというのはどうでしょう。色気がない話しをしてますかね?何もないよりもずっと色気があると思いますよ。


どうぞ地味を積み重ねていってみてください。そうすることでしか、関係性はよい方向に育たないように思うんです。


***

ある日々のワークショップ風景。なんて楽しかったんだろうー!参加してくださった皆様ありがとうございます!


鍋の上の長い野菜は、サンバルに入れるドラムスティック。日本でも買える食の多様化。


皆さんのご協力あってのワークショップです。


チャパティを作りたいと思ったけれど、バスマティも炊きたいと思ってしまい、すぐに詰め込むクセを改めようと思ったワークショップ



皆さんに盛り付けもおまかせ、助けられて生きています。


オーガナイズしていただけたら、南インド料理のみのワークショップもやってます。

スパイスの深みを語り尽くすようなワークショップをやりたいので、お声がけください!



spice+arts やましたのぶこ









 
 
 

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